僕はずっと、小学校4年生の時からプロレスラーになりたかった。
当時はインターネットもない時代。プロレスラーのなり方なんてどこにも無くて、雑誌に少し載ってるだけでした。
でも小学生の頃雑誌を買うお金なんてあるわけでもなく、なんとなく、漠然と体を鍛えることに興味を持ち始めました。
中学生になってようやくプロレス雑誌を買えるようになります。
そこにはざっくりと、プロレスラーの練習が載ってる時がありました。
それを見ては、見様見真似で試行錯誤の日々。
腕立て伏せやスクワットが日課になっていきます。
そんな中、やはりバーベルでのトレーニングが必要だということに気が付きます。
雑誌の通販コーナーにあったものの中学生が買える金額ではない。
近所の体育施設にないかな?と自転車に乗って探しに行ったところ、市内の総合体育館に、その設備はありました。
しかし使えるのは高校生から。その時は諦めて、いざ高校生になった時に講習会を受けて、これまた見様見真似で筋トレを開始。
その頃部活で柔道を始めたので、自主トレとして同じ体育館にあった柔道場で友達と練習。
たまに、その頃社会現象ともなったUWFの影響でキックの練習も、これも見様見真似で。
キックミットなんて手が出なかったから、段ボールを重ね合わせて、ガムテープで巻いて整形して作ったお手製ミットを蹴っ飛ばしたりして。
それから、何年か経ってこの場所で格闘技の練習をもっと多人数で、大体的にやりたくて、格闘技のサークルを始めました。

この続きをみるにはサブスク登録